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眞木準さん死去

コピーライターの眞木準(まき じゅん)さんが、22日に急性心筋梗塞で亡くなったそうです。
60歳…!若い…。
数年前、眞木準さんに、眞木さんの著書『一語一絵』にサインをして頂き、その時ちょこっとだけ会話して下さったのを思い出します…。


眞木準さんのコピーで、「四十才は二度目のハタチ。」(伊勢丹・1989年)が好きです。
何度見てもいいけど、当時初めて見た方々にとってはもっとハッとさせられるものだったと思います。実際、伊勢丹にお客が沢山来たらしいです。

エド・はるみさんが『成人式は二度終えております』って本を出していたけど(2008年)、眞木準さんのコピーが元ネタだよなー、と思ってました。どうなんだろ。でも「終えております」じゃ歳とってるけど頑張ってると申告してるだけだけど、「四十才は二度目のハタチ。」には心ときめくものがあって光とか新しい未来が見えてくるような明るさがあります。そういえば、アラフォーが婚活してる今の状況って二度目のハタチにすごく近いですね。


同じく眞木 準さんによる伊勢丹のコピー
恋を何年、休んでますか。」(1989年)や、
恋が着せ、愛が脱がせる。」(1989年)、
着やすい。つまり脱がせやすい。」(1978年)
もいずれもすごい。なにか風味みたいなものがありますよね。
ダイエットには、甘い恋を。」(1989年)というのもあります。


あと、「六本人生まれる」というコピーも、誰が書いたとは知らずに、ずっと気になってました。六本木ヒルズの広告コピー。
「ろっぽんじん」という響きがなんか好き。
個人的には、この言葉がもっと定着してもよかったのではと思うのだけど…違うみたいですね。六本木には外国人や村上隆さんのキャラクターやお金持ちの人など様々な人種が集まるので、総称して「六本人」ということかなと思います。
「六本人生まれる」って、自身のコピー「湾岸スキーヤー、生まれる。」を再び改造して出したかのようなコピーなんですね。


眞木準さん、お元気そうに活動されていたのに…残念です。
(こういうふうに言っていいものかわかりませんが)60歳だから、
ちょうど三度目のハタチで旅立たれたのですね。

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