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むーあにまるについて深く切り込む、5日間連続の調査日記【4日目 】と【5日目(最終日)】

むーあにまるについて深く切り込む、5日間連続の調査日記【1日目 】〜【3日目 】の続きです。


【4日目 】「鼻ぶどうと、プレーンタイプ」

4日目も引き続き、むーあにまるについて深く切り込んでいきます。

むーあにまるには、鼻にぶどうをぶらさげている「鼻ぶどう」という種類のむーあにまるがいます。

木箱に座る鼻ぶどう
座る鼻ぶどう



ぶどうの空き箱に座っています。



それとは別に、鼻にものをぶらさげている「プレーンタイプ」がいます。

2枚目の画像は、鼻にカール(スナック菓子)とカリントウをぶらさげているプレーンタイプです。

カールとカリントウ
カールとカリントウ



プレーンタイプは、鼻にいろんなものをぶらさげることができます。

「鼻ぶどう」と鼻にものをぶらさげているプレーンタイプとの違いは、ボディとの一体感です。
鼻ぶどうのぶどうは、鼻の線との一体感があります。
一方、カールとカリントウは、鼻の線の先にくっついているという感じです。



3枚目の画像には、「鼻りんご」という種類のむーあにまるも登場しています。

むー漫画22_鼻ぶどうのぶどうはいい匂い
むー漫画 第22話 鼻ぶどうのぶどうはいい匂い



鼻りんごも、鼻ぶどうと同じく、ボティとの一体感があります。




【5日目(最終日)】「アイスクリームーと、うんち帽」

5日目も、むーあにまるについて深く切り込んでいきます。

むーあにまるには、「アイスクリームー」という種類のむーあにまるがいます。

アイスクリームーを持つむー
アイスクリームーを持つむー



プレーンタイプが「アイスクリームー」を持っています。



次に、「うんち帽」という種類のむーあにまるを見てみます。

ちょうちょを追う、うんち帽
ちょうちょを追う、うんち帽



うんち帽は、うんち型の帽子をかぶっているむーあにまるです。
ちょうちょを追いかけています。



3枚目の画像では、「うんち帽」がアイスのコーンに入ろうとしています。

コーンに入ろうとする、うんち帽
うんち帽とアイスのコーン



当たり前ですが、うんち帽は、アイスクリームーではありません。




まとめです。

【1日目 】「むーあにまると、がーあにまる」
口が閉じているあにまる/口が開いているあにまる、という見た目の違い

めだま焼きに乗るむー ジュースを飲んでるむーと、ビスケットを食べてるむー せんべいを食べるがーあにまる




【2日目 】「プレーンタイプと、ピロむー」
歩いたり寝たりする/いつも寝ている、という性質の違い

ずんずんずんずん  本を集中して読んで寝るピロむー 群衆絵_お昼寝するむーと、立ったまま寝るピロむー




【3日目 】「おにぎりリュックと、ピロむー」
プレーンタイプがたまたまおにぎりリュックを背負っている/常にピロー(=枕)を背負っている、という状態を示しているかアイデンティティーを背負っているかの違い

おにぎりリュックを背負ったむー あおむけで寝るピロむー 本より眠気のピロむー




【4日目 】「鼻ぶどうと、プレーンタイプ」
身体の一部になっている/鼻にものがくっついている、というボティとの一体感の違い

木箱に座る鼻ぶどう カールとカリントウ むー漫画22_鼻ぶどうのぶどうはいい匂い




【5日目 】「アイスクリームーと、うんち帽」
アイスクリーム/うんち、というネーミングの違い

アイスクリームーを持つむー ちょうちょを追う、うんち帽 コーンに入ろうとする、うんち帽



●キャラクターたらしめるもの

キャラクターをキャラクターたらしめるものは何か?
ということをこの5日間、探ってきました。
キャラクターは見た目だけではなく、性質、ボディとの一体感、ネーミングなどによってできています。
キャラクターは、記号から成り立っています。
記号化されているために、時に非常に接近します。



●似ているから引き立て合うこともある

「むーあにまると、がーあにまる」は、口が閉じている/開いている、という形に大きな違いがあります。両方いることでそれぞれの個性が際立ちます。
しかし、「プレーンタイプと、ピロむー」は、元の性質が違っても、寝ているプレーンタイプとピロむーは見た目が似ているため、見分ける作業は困難になり、キャラクターとして成り立たなくなってしまいそうな危うさがあります。
ですが逆に、「アイスクリームーと、うんち帽」のように、文脈を無視して一緒に並べることで、本来全く別物であるアイスとうんちの境界があいまいになり、面白く見えることもあります。



●プレーンタイプは自由

「プレーンタイプ」は非常にベーシックな形で、行動に縛りがなく、自由です。
ピロむーは、常にピロー(=枕)を背負って寝ていなければピロむーたり得ず、鼻ぶどうは、常に鼻にぶどうしかぶらさげることができません。
プレーンタイプは、他のむーあにまるに比べていろんなことができる、その自由なところが、キャラクター性になっています。




「THE FIVE DAY POSTING ORIGINAL ARTWORK CHALLENGE.」の5日間が終了しました。ある意味、むーあにまるにとって危険を冒したCHALLENGEとなりました。お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
(イラストレーターの林けいかさんからバトンを受け取り、美術家の高嶋英男さんにお渡ししました。)

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