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ジムランビー:アンノウン プレジャーズ

やっと観れました…!原美術館のジムランビー展。


■ジムランビー:アンノウン プレジャーズ■
(会期、好評につき5/10まで延長とのこと)
原美術館




【 アンノウン プレジャーズ=未知の快楽 】だそうです。
去年から観よう観ようと思ってて、やっと観に行きました。
相変わらず、原美術館は建物自体がすごくいい感じで、
中庭も優雅で、まわりの住宅もリッチでした。


展示は、とても気持ちのいい体験でした。
原美術館の床に張り巡らされた黒いテープ。広がる景色。
奇麗な色。光。物体。扉。
なにも考えなくても、ただただ快楽がそこにあります。
いい意味でさくっと観れて、こころ軽やか。
建造物の中を風になって通り抜けるような体験。
他の展示みたいに、じーっと見てうーんとうなってみたり
時間かけて目を凝らしてへとへと…になったりしなかったです。
爽やか。振り返るとたしかに、未知の快楽 。


床のテープが、部屋によって、三途の川に見えたり、
枯山水に見えたりしました。

(下の画像:テキスタイルデザイン「枯山水」より)

似てる…。


ネタばれになってしまうけど、3つの扉が良かったです。色も最高。
アリスの世界観を彷彿とさせますね。床も、しましま柄に見えてくる。

展示室の窓が開いていて開放感があり、
中庭が眺められるのが原美術館ならではでした。
閉じてない世界。
この展示全体のオープンな感じが、爽やかさに繋がっているのかも。
黒いテープで、外界を遮断した不思議な世界を形成しているのかと
思いきや、違ってました。


会期が延びたとはいえ、床が命のこの展示、
靴のあとで汚れてくると、体験の質に差があらわれると思うので、
ご興味のある方は早めに行かれることをお薦めします。

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