- 2009年02月28日
- 【文】作者の個人的な話
やっと観れました…!原美術館のジムランビー展。
■ジムランビー:アンノウン プレジャーズ■
(会期、好評につき5/10まで延長とのこと)
原美術館
【 アンノウン プレジャーズ=未知の快楽 】だそうです。
去年から観よう観ようと思ってて、やっと観に行きました。
相変わらず、原美術館は建物自体がすごくいい感じで、
中庭も優雅で、まわりの住宅もリッチでした。
展示は、とても気持ちのいい体験でした。
原美術館の床に張り巡らされた黒いテープ。広がる景色。
奇麗な色。光。物体。扉。
なにも考えなくても、ただただ快楽がそこにあります。
いい意味でさくっと観れて、こころ軽やか。
建造物の中を風になって通り抜けるような体験。
他の展示みたいに、じーっと見てうーんとうなってみたり
時間かけて目を凝らしてへとへと…になったりしなかったです。
爽やか。振り返るとたしかに、未知の快楽 。
床のテープが、部屋によって、三途の川に見えたり、
枯山水に見えたりしました。
(下の画像:テキスタイルデザイン「枯山水」より)
似てる…。
ネタばれになってしまうけど、3つの扉が良かったです。色も最高。
アリスの世界観を彷彿とさせますね。床も、しましま柄に見えてくる。
展示室の窓が開いていて開放感があり、
中庭が眺められるのが原美術館ならではでした。
閉じてない世界。
この展示全体のオープンな感じが、爽やかさに繋がっているのかも。
黒いテープで、外界を遮断した不思議な世界を形成しているのかと
思いきや、違ってました。
会期が延びたとはいえ、床が命のこの展示、
靴のあとで汚れてくると、体験の質に差があらわれると思うので、
ご興味のある方は早めに行かれることをお薦めします。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:http://muuuuu.net/mt/mt-tb.cgi/510