むーと鳴いてます。(muuuuu.net)


2008年12月

2008年に観た映画で面白かった作品

イラストレーターの原田治先生は、
映画はイラストレーションの勉強になるから、
たくさん観た方がいい、と指導されている。
特に、小津安二郎の映画を観るべしと、強く推薦。


というわけで、
来年はもっと映画を観る量を増やそう…と思うので、
ここに、今年自分が観た中で良かった映画を書いてみます。
来年は紹介できる分が増えるといいなぁ…。
※カッコ内は、映画の上映された年。



●映画館に観に行って感動した作品。色彩計画が素敵。
「赤い風船」(1956年)

フランス映画。豊かな気持ちになれる作品。
少年の拾った赤い風船が、生きているように動く。
CGの無い時代にどうやって撮ったのか、謎が多い。
意外とテンポがよく、展開に広がりがあるのも見所。



●省略の仕方が巧み。映画になってるなぁと思う映画。
「恐怖のメロディ」(1971年)

クリント・イーストウッド初監督&主演映画。
カウボーイ役で人気を得た後、役の幅を広げることに成功し、
ついに監督にも挑戦したという。
彼自身は、美人の女性にストーカーされる色男の役。
初監督で主演もしてて、これだけ全体をコントロール
できるのは凄いと思う。無駄が無い。センスが良い。
(不安な時に相談できるよう、尊敬する監督に出演交渉し、
脇役として配置している点も、抜け目ない。)
が、ハラハラ場面とのメリハリのために挿入された
ヌードのラブシーンが、妙に長いところが愛嬌がある。

絵本作家 スズキコージさん大展覧会&荒井良二さんクリスマスライブ

吉祥寺にある絵本専門店「トムズボックス」が企画した展覧会、
『スズキコージライブペインティング作品(巨大絵)一挙大公開』
を観に行ってきました。
展示のイベントとして、
絵本作家の荒井良二(あらいりょうじ)さんの
クリスマスライブが企画されていたので、
その日に合わせて行きました。

ライブも良かったし、展示がすごかった!


この展示は、トムズボックス代表であり、
絵本のフリー編集者である土井章史(どいあきふみ)さんが、
発案されたもので、
DMには端っこに小さな文字で、
「第1回 トムズボックス 社運をかける企画」と
書かれております。
実際には、お客は大入りで、大成功。
その会場では前代未聞の集客数だそうです。
お酒を飲めるようになっているので、
ほろ酔いで楽しむことができます。



スズキコージさんは、絵本作家なのですが、
あちこちでライブペインティングをされているそうで、
その巨大な絵達が集結し、会場の壁を覆い尽くすように
展示されていて、見事でした。

作品で空間を埋め尽くしたい、
なんていっても、結局、
壁の隙間が目立つような結果になりがちですが、
この展示では、本当に埋め尽くされています。
スタッフルームとの仕切り用のカーテンの布地まで、
スズキコージさんの絵がプリントされていました。

B-boy

Bboy

今、初めてペンタブ使って描いてみた。なんとなくB-boy。
全然ペンがうまく扱えない。
久々にらくがきカテゴリーに入れてみた。

目玉焼きの国旗

目玉焼きの国旗


今度、イラストのスクールの生徒の参加希望者で展示をするので、
それ用に描いてみた一案目です。展示のテーマは「COOL JAPAN」。
目玉焼きを国旗に見立てて描きました。


日の丸弁当のように梅干しに白いご飯も考えましたが、
それじゃあそのまま過ぎるということで、目玉焼きに…。
一応、「目玉焼きフライパン四角」がアイデアの元になっています。


普通に描いた白身に、しょう油で旗の四角いラインを描いてみるか
ラフで検討したりはしたんですが(日本とかけるために)、
一発でしょう油とわかってもらえるように描けそうになく、やめました。
目玉焼きにしょう油かけない日本人もいるしなぁ…という迷いもあり。
旗のかかってる棒に見立てて、箸を描くかも考えたけど、
シンプルなほうがいいかと思って、一枚目はやめました。
しかし、講評では、JAPANと目玉焼きの関係が弱く、
うまくかかってないじゃないか、とご指摘を受け、
やっぱりそうか…と思ったり。


これもまた、目玉焼きを実際に作って、見ながら描きましたが、
今回は、なかなか黄身が盛り上がってるように描けず、苦戦。
日を空けて描いたりしました。
苦戦したわりに、絵を近くで見たときに、雑っぽいのが悲しい。


(アクリルガッシュ・ベニヤ板、12/18完成)



<日本の、庶民的で土着的なものを、
固有色を生かしつつ殺しつつ表現するベニヤ板シリーズ>

しょう油さしやかんこけしのうつむききゅうす湯のみ

なすの箸置き茶筒風呂いすうめぼしとっくりとぐい飲み

マヨネーズ土鍋こけし2人すりばちふろしきひややっこ

手おけうちわ


あなたの絵はアートだ、とバシっと言われるラビリンス。

さっそく今日、自分が言われた…!
「これアートですね」。
さっそくっていうか、スクール始まって半年以上経ってから
今さらこの年末に、ご指摘いただくという…。
それも、ベテラン大物アートディレクターの講師の方に。
前回の記事(「イラストレーション」という言葉には、絵の質を問う意味はない。)
を載せた直後で、タイムリーといえばタイムリー。
もしも自分が言われる時がきても迷宮にはまりこまないように、
予防しとこうという思いもあったけど、
いざ言われると、やっぱり迷宮!


あれ?アートなのか…?アーティストになりたいのか?
いやいや、何描いていいかわからないから、
その辺の身の回りにある物を見ながら描いたものを、
そんなまさか…。普通のやかんとか湯のみだよ…。


原因は、絵一枚が、完結してるからとのことです。
自分でデザインもしちゃってるから、
この絵にはディレクションの入る余地が無いと。


う〜ん、しかし一枚の絵を完成させるのには、
自ずと構図とかテーマとか色とか決めてまとめてくわけで…。
完結させずに、完成させるのがいいってこと…??
ほら、忍び寄るラビリンス。
ややこしや〜、ややこしや。


わかんなくなってきますが、
ちょっとまたいろいろ描いてみようと思います。

「イラストレーション」という言葉には、絵の質を問う意味はない。

イラストレーターの都築潤(つづきじゅん)さんご本人に、都築さんのご講義について書いた私のブログの記事「イラストレーション」は、主に広告業界で使われるデザイン用語だった。を読んでいただけました…!そして丁寧なご意見を頂けました。


私の通っているイラストレーションのスクールでは、都築先生の「イラストレーション史」というご講義が毎年恒例になっているそうで、私は7月に聴講に行ったあと感想をブログに書きました。それが上記の記事です。


私が特に興味を惹かれた<イラストレーションとは何か>というお話を中心に書いていますが、実際の授業では時代別にイラストレーターを紹介されている時間も多くあり、講義の一部をとりあげた内容になっています。


まずタイトルの、<「イラストレーション」は、主に広告業界で使われるデザイン用語だった>というのは講義内でチラっと出てきたフレーズで、自分にとっては大きなインパクトを感じたのでそれをタイトルにして載せました。
(広告・デザイン・イラストレーションの3つが繋がるような内容にしたいというブログの意図もあり。)
しかし、それだと先生の伝えたい内容の主軸とは少しズレてしまっているので、先生に頂いたメールを参考に、新しい記事を掲載したいと思います。

………………………………………………………………………………………
内容は、大きく分けると、
イラストレーションとは、図版のことだった」ということと、
イラストレーションとは、“絵の問題”ではない」の2点。


先生に頂いたメールの引用箇所をはっきりさせながら、記事をまとめたいと思います。
※【 】でくくってあるのが、引用箇所です。

訪問数の多い記事(まだカイル君は気にされている)

このブログを始めてもうすぐ一年になりますが、
これまでアップしてきた全ての記事の中で、
最もアクセス数が多いのは何か?といいますと、今のところ、
「イルカのヘルプキャラクター カイル君」なのです。


他の記事は、ランキングに上下の変動があるのですが、
カイル君の記事に関しては、一日ごとのアクセスは少ないものの、
長い間にわたり、訪れていただけているおかげで、安定して1位です。
検索してクリックしたのち、読まずにパっと消す方も多そうですが、
カイル君を求めて入ってきたのは事実。
みなさん、未だにカイル君のことが気になっているようです。

私も、この記事を書くにあたって検索して調べましたが、
カイル君の公式HPはありませんし、彼について記述している個人サイトも
そう多くはありません。なので、検索でひっかかりやすいのかなと思います。
最近、「イルカのカイル君調査 続編」の方も、じわじわランクが上がってきています。
カイル君って、やっぱり案外、人気のキャラクターなのかな…。


そして、その次に安定して高ランクなのは、
「どこでもハローするキャラクター キティちゃん」
キティちゃんをとりあげているサイトは、公式サイトの他、あまたあるので、
検索で見つけてくれている方がいるのが嬉しいです。


その次はというと、「麻生さん(TUGBOAT) 水分子」です。
たしか、キティちゃんの順位があがってくる前までは、カイル君の次でした。
こうした広告関連の記事も、アクセスしていただけているようです。


描いた絵を発表するために載せている記事は、文を短くしてるので、
トップページを見れば全文が見れるために、アクセスは伸びにくいですね。

他にもいろいろと読んでいただけたらなぁという記事はありますので、
過去のものも、どうぞよろしくお願いします。
以上、年末らしい感じの報告記事でした。

目玉焼きフライパン四角

目玉焼きフライパン四角


「目玉焼きフライパン」の、別バージョンとして、
白身を四角くし、筆の跡をあまり残さないようにしました。
白身の形が唐突なので、フライパンが四角ってことにしてみてます。
これも、目玉焼きを実際に作って、見ながら描きました。

前の絵よりも、黄身が水風船のようですね。

違いが出るのは、
目玉焼きを描くのが3枚目だから手癖が出ちゃったのか、
卵自体の新鮮さや、焼き具合が違うせいなのか?
なんか、皮が薄そうというか、生っぽく見えるような…。

しかしたしかに、前の時の目玉焼きは、黄身がしぼむのが早かった。


(アクリルガッシュ・ベニヤ板、12/2制作)



<日本の、庶民的で土着的なものを、
固有色を生かしつつ殺しつつ表現するベニヤ板シリーズ>

しょう油さしやかんこけしのうつむききゅうす湯のみ

なすの箸置き茶筒風呂いすうめぼしとっくりとぐい飲み

マヨネーズ土鍋こけし2人すりばちふろしきひややっこ

手おけうちわ


目玉焼き四角

目玉焼き四角

ベニヤ板に描いた「目玉焼きフライパン」の、別バージョンとして、
プラスチック板に、フライパン無しの目玉焼きを描いてみたものです。
前作よりも、デフォルメして描いてます。

原画では、白身のあたりに筆運びの跡があるのですが、
スキャンしたら白くとんで、味の無い絵になってしまったので、
ここに載せるか迷いましたが、描いたので載せてみました。
黄身もあまりプルっとしてないなぁと思います。

(アクリルガッシュ・プラスチック板、11/29制作)



© amasawa motoki