むーと鳴いてます。(muuuuu.net)


どこでもハローするキャラクター キティちゃん

(文章の最後に、むーあにまるのイラストも載ってます。)


Hello Kitty!

私がキティちゃんにあいさつしているのではない。
キティちゃん並びに、家族・友人キャラクターの総称である。


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 ハローキティとは、株式会社サンリオを支える看板キャラクター群のこと。
 主人公のキティ・ホワイト(通称キティちゃん)が一番の稼ぎ頭。
 ロンドン郊外出身。双子の姉。身長はりんご5こ分、体重はりんご3こ分、
 好きな言葉は「友情」である。 
 公式プロフィールページ
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最近、電車内の広告で、また新しい売り出し方に挑戦するキティちゃんを発見。
人気女性下着メーカーPEACH JOHN(ピーチジョン)とコラボレーションし、
その下着姿を露にしているのだ。

キティちゃん。
その活動領域を広げ続けるチャレンジャー。
「Hello Kitty!」これは、きっとキティちゃんのプロジェクト名だ。
みんなが、「ハローキティ!」と向かい入れ、
キティちゃんの方も、あらゆる所にハローする。

「ブランド管理的に大丈夫かな…?」
と、見ているこちらが心配になってしまうようなハローも多いから、気になる。


キティちゃんがハローした分野は、次の3つ。

1.地方
2.有名ブランド
3.時代

おおざっぱに分けてみた。以下解説。


【1.地方】

ご当地キティちゃんのことである。

日本全国すべての県の特産物とコラボレーションし、国民の好奇心をくすぐる。
自身の外見的特徴をかなぐり捨てて挑む、ギリギリの挑戦。

実際、笑わせようとしているとしか思えないようなキティちゃんも多く誕生している。
種類としては、着せ替え系・かぶりもの系・体の形状ごとメタモルフォーゼ系、があり。

まずは、みんなの「郷土愛」に訴えること。
上京した人でも、バラエティ番組などで自分の県の話題がチラっと出ると、
ハッとしてつい見てしまう、そんな出身県への愛着を、きっと心の中に持っている。
同時に、よその県に対しても関心がある。そこが狙い目。
そして、「地域限定販売」。日本人には「限定販売」に弱い人が多い。
しかもお手頃価格、…ときたら、旅行のお土産につい購入してしまう人もいるだろう。

こうして、「限定販売」をエサに、「郷土愛」を刺激しながら、
全国行脚していく。(=みんなにハッピーを与えている。)
サンリオの存続を担う大黒柱のキティちゃんは、あざといだの何だのと、
四の五の言っていられない。多少の泥臭さは、仕方がないのだ。
汚れ役もピエロ役も、先頭を切ってチャレンジしていく。


名古屋限定 ういろうキティ



【2.有名ブランド】

ピーチジョンなどの力のある人気ブランドとタッグを組むのも、
キティちゃんがよく使う営業方法である。
ソフトバンクのケイタイにもなっていた。
(ちなみに、ソフトバンクのCMに出演したキャメロン・ディアスは、
キティちゃんのファンらしい。)

キティちゃんをモチーフにした作品の展覧会「KITTY EX.(キティ・エックス)」も、そういった、大物とのコラボ大作戦の一つだと思う。

大学時代、アートディレクターの佐藤可士和氏の特別講義を聴講した際、
KITTY EX.に出展したという映像作品がスクリーンに映し出された。
キティちゃん、顔面崩壊。
激しいパンクロックみたいな音楽に合わせて、キティちゃんがギターを持ちながら
前に出たり後ろに下がったりしているのだが、動きが激しい上に、顔の部品まで
暴れ出している。
私は「キティちゃんすごいな…」って思った。

顔面が崩壊しても耐えられるくらい、キティちゃんのキャラクター力は強いのだ。



【3.時代】

70年代の誕生以後、
子どもに愛されるキャラクターとして活躍していたキティちゃん。
ちょっと低迷してきたかなぁと心配してきた頃、90年代、突如、流れが変わる。

華原朋美がキティちゃんが好きと公言した事によって勃発したキティラーブーム。
神田うのも、買いあさったグッズをテレビで公開していた。


(蛇足だが、私の個人的な思い出は、ピューロランド宣伝用のテレビ特番である。
華原朋美が当時交際中の小室哲哉と完成したばかりのピューロランドでデートする姿を視聴者に見せる、という番組であった。なんでも買ってあげるよ、という小室さんの横で、幸せそうにキティグッズをカゴに詰める華原朋美の笑顔が今でも忘れられない。)


特筆すべきは、その頃、
長年大事に使われてきたキティちゃんのメインカラーが、
赤からピンクへと、移り変わったことである。
私はけっこう驚いた。
「キキララのピンクとかぶるけどいいの…?」
トレードマークの赤いリボンも捨てた(り、付けたりする)。
代わりに、ピンクの花やらさくらんぼやらを付ける。
見事、女子高生や女子中学生にうけた。以降、ピンク色は現在も継続されている。


思えば、キティちゃんにはいろんなショックを受けた。

●プリクラ。機械から、キティちゃんを演じる林原めぐみさんの声が出てきた。
「キティちゃんがしゃべった…。」

●ピューロランドにいるキティちゃんの着ぐるみ。
 稼動性を考えてのことであろう、顔はイラスト通りだが、体が細長く伸びている。
「これはキティちゃんじゃなくて、人だ…。」

●キティちゃんのアニメ。口をあえて描かないという斬新なデザインを破り、口が出現。
「キティちゃんに口が…。」


素朴なオーバーオールのキティちゃんに馴染んだ世代としては、
ついていけない瞬間がある。


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では、キティちゃんがハローしない分野はあるのか?
それは、酒と煙草である。

ウィキペディアより
【販売されたキティグッズは、文房具を中心として食品、
 パソコンから軽自動車まで、日常生活のほぼ全領域に渡る。
 ただし、サンリオは酒・タバコ製品にはライセンスをしない方針を
 とっているため、この2種に関連する製品(キティウィスキー、
 キティタバコなど)は存在しない。】


【例外としてソフトリカーや喫煙具(ライターやパイプ本体など)
 のみ許諾が行われることがあり、キティワイン、
 ジッポーライター(誕生30周年の2004年に限定品として発売)
 は実在する。】

「いろいろやんちゃしても、酒と煙草はほどほどに。」ってこと?

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時代に合わせて、ニーズに合わせて、形を変えるキティちゃん。

これは、ルイ・ヴィトンの戦法と同じではないか、と私は感じた。

数年前に、六本木の森美術館でやっていたルイ・ヴィトン展で、
時代の流れとともに、どんどん小型化していったルイ・ヴィトンの鞄を見た。
船に載せる長旅用のでっかいトランクから、ポシェット型まで小さくなり、
大物アーティストとのコラボレーションもするようになった。

しかし、そうやって時代に合わせていろいろ変わっちゃっても、
ヴィトンもキティちゃんも、ブランド感がなくなることはないからすごい。
やはり、圧倒的なオリジナリティを持っているからだろう。

日本の家紋をヒントにデザインされたというヴィトン柄。

デザイナー達を缶詰にして、何度も何度も描き直させてついに誕生したという
究極のデザイン画、キティちゃん。
本物の猫とはぜんぜん違う、見た事のない、オリジナルな形。

どこでもハローは、唯一無二な存在だからこそできる、冒険なんだなぁ。



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ところで、キティちゃんは数年前から、ペットととして猫を飼っている。
チャーミーキティ(Charmmy Kitty)だ。
「猫が猫を飼うって…」 いや、そんな矛盾はもういいのである。
サンリオの新キャラクター開発のために、一肌脱ぐ。
ブランド崩壊ギリギリまでチャレンジするのがキティちゃんなのだ。

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キティむー

オーバーオール時代のキティちゃんになってみた、むーあにまる「キティむー」



ご当地限定キティがよくわかるサイト。写真の数がすごい。


続編の記事:追跡調査 キティちゃんのハロー具合

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専門家や海外ジャーナリストのブログネットワーク【MediaSabor メディアサボール 】 (2009年11月16日)

 「ハローキティ(Hello Kitty)」が11月1日、35歳の誕生日を迎え... (続きを見る)

コメント

猫に片思い社 (2011年08月06日)

キティちゃんは子猫の「究極の省略画」

で そして今世紀 子猫らしさで「キティ
ちゃん」を超える作品は生まれない! 


つまり作者は〝不世出の天才〟だと思います。

、、、と言う事で 僕なりにキティちゃんの
謎解きに挑戦しました。良かったらURLを開いて下さい。、、、ゴロゴロ、、、

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