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国宝 阿修羅展

先日、「国宝 阿修羅展」を観に行きました。
会期末が迫っているので、強烈な混みようでした。
平日なのに会場に入るまでに100分待ち。外で蛇のような行列。
しかし観れてよかった。凄いです。間違いないです、阿修羅。
いよいよこの土日で終わります。


■興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展■(上野は会期6/7まで)
東京国立博物館 平成館(上野公園)
阿修羅をはじめとした、奈良・興福寺の仏像が観られる展覧会。



阿修羅像に辿りつくまでに、水晶玉や金などのジャブ的な展示品がありまして、
その後、いよいよ仏像の「八部衆像」「十大弟子像(釈迦の弟子)」が現れます。
皆様、素敵でした。たとえば、八部衆像の中の顔が鳥のかるらという像などは迫力に満ちていたし、獅子が頭に噛み付いてるみたいな冠をかぶっている像は「昔からかぶりものってあったんだなー」と思わせました。
仏像のライティングが劇的で素晴らしく、阿修羅像対面への期待が高まります。


阿修羅像のもとへ向かう直前には、回廊風に演出された特設通路がありました。赤い光でライティングされていて、「ハイ!ここで高揚感たかめて下さい!」と促されるので、心で「ハイ!」と素早くお返事。通路の両脇上部にはミニモニターが点在していて、ディズニーランドのスペースマウンテンの並んで待つ場所を思い出しましたが、それは言わない約束。


通路を抜けると、ついに、阿修羅像の展示室に出ました。

阿修羅さま、美しかったです!

まさしくスターでした。大スター。
アイドルでした。

まず鑑賞者は「見晴し台」なるところに出ます。二階席というか、バルコニーみたいな場所で、阿修羅像を眺められます。はじめ右端の方から眺めていて、真ん中へ行きたいもののなかなか抜ける人がいなくて進まず、しばらくの間じりじり耐えて断念。最前列ではなくとも正面から見よう、と移動すると…ババーン!正面、凄すぎる!!びっくりしました。
息をのむ美しさ!
近い!とても近く感じる!
こちらを真っすぐ見つめられているような目。
何十分でも観ていたくなるなーと納得。


そんでもって、アイドルスター阿修羅さまの付近には人の渦ができています。
今回は阿修羅像を360度鑑賞できることが売りなので、恐ろしい事に、像の周りを人が取り囲んで、グルグル回っています。ここは地獄か。文字通り、阿修羅さまは“渦中の人”になっておられました。

最前列は大変な事になっていましたが、せっかく来たんだから…と、その中心部・ライブ会場でいうところのアリーナ席に飛び込みました。最前列ではスタッフも一緒に回りながら「立ち止まらず横に進んで下さい!」と叫んでいます。もみくちゃに押されながら、阿修羅さまを中心に死にもの狂いで一周回る。「こんなに大変な思いをしなきゃ、観れないものなの…?」と疑問が浮かびましたが、実際、こういう大変な思いをして観るものなのだろうなと思いました。阿修羅さま素晴らしかったです。スターでした。
残りの展示室の仏像も大変迫力があって、豪華メンバーでした。満足。


公式サイトによると、阿修羅展は動員数80万人を突破し、最多の約150万人を動員した「モナ・リザ展」(1974年)、約129万人の「ツタンカーメン展」(65年)に次ぐ歴代3位だそうです。


ミュージアムショップには、阿修羅ファンクラブ公式ソング CDシングル「愛の偶像(ラブ・アイドル)」も販売されてました。会場での限定販売だそうです。

「愛の偶像(ラブ・アイドル)」は、THE ALFEEの高見沢俊彦さんの曲に、仏像マニアで阿修羅ファンクラブ会長のみうらじゅんさんが歌詞をつけた楽曲。
阿修羅ファンクラブでは、好きな男性のタイプを仏像の名前で答えるというモデルのはなさんが会長秘書を務めておられます。


この阿修羅展は国内ツアーで、阿修羅さまは東京公演(上野)が終わると、7月からは九州でそのお姿をご披露されるそうです。
タモリさんも、阿修羅像のことを「最高のものだから見ておいた方がいい。」と言ってました。
私は仏像や歴史への予備知識が無さ過ぎなので書いてる感想がしょうもないですが、阿修羅さまが凄かったという事実だけはなんとか伝わっていればいいなぁと思います。

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