むーと鳴いてます。(muuuuu.net)


第52回宣伝会議賞の協賛企業賞を受賞しました。

今回もTwitterで先にご報告させていただきましたが、
第52回宣伝会議賞の協賛企業賞を受賞しました。
2月28日発売の雑誌「宣伝会議」で発表されています。
(顔写真のところに天沢もときのロゴマークが載っています。)


宣伝会議賞というのは、年1回開催される広告のコピーとCMのコンペです。
私にとって8年目の応募で、協賛企業賞受賞は二度目になります。

一度目は、4年目の応募の時でした。結果的に、4年に一度のオリンピックみたいになっています。
↓以下のリンクはその時の記事です。
第48回宣伝会議賞の協賛企業賞を受賞しました。
(応募のきっかけ、初応募の時の制作〜受賞までをまとめています。)


そして第52回の今回は、コピーを応募期間中(約2ヶ月)に1万8,725本、応募後に祈りを込めて追加で1,890本、合計2万615本書きました。応募したコピーは、上限本数MAXの2,050本(全41課題、各課題応募50本まで)。選んで頂けて本当にありがたいです。


第48回の時と同様に、A5サイズ16ページのイラストの冊子を作り、昨日3月12日に開催された贈賞式とその後の懇親パーティー、二次会などで、名刺交換の際に一緒にお渡ししました。今回は、冊子に合わせて名刺も新しく作りました。


写真_名刺と冊子表紙

名刺、冊子の表紙・裏表紙の絵は、一枚絵32 わきのポケットにリンゴを入れる、クマむーです。
クマむーが、「むー」と鳴いてます。


写真_冊子中のページ

内容は、私の宣伝会議賞の受賞作や通過作、応募作のコピーと、むーあにまるの絵を組み合わせる、というものです。
組み合わせの妙を意識しました。
前回の冊子よりもコピー好きの方に興味を持っていただきやすい構成になったのではないかと思います。


今回はギリギリで作り始めたところで思いっきり風邪をひいてしまい、声ガラガラで熱っぽい状態で入稿作業することになって焦りましたが、無事完成して良かったです。
快く受け取ってくださった皆様、本当にありがとうございました!


また、Twitterでご報告させていただいた際にお祝いのコメントを頂いたやりとりの様子を、Togetterでまとめて頂けました。
天沢もときが第52回宣伝会議賞の協賛企業賞受賞!!! - Togetterまとめ
コメントをくださった方、まとめてくださった方、ありがとうございました!



(↓ここから先は長いので、ご興味のある方だけ読んでいただければと思います。今回の宣伝会議賞の取り組みとその背景など。)



今回の宣伝会議賞の取り組みとその背景を、以下の4つの流れで書きたいと思います。

1. 書いた本数約2万本、出した本数MAX2,050本
2. たくさん書くというシンプル戦法
3. 2万本までの道のり
4. 数のバイオレンス



1. 書いた本数約2万本、出した本数MAX2,050本

先にも書きましたが、今回の記録を整理すると…

●書いたコピー
 合計 2万615本
 応募期間中: 1万8,725本
 応募後に追加: 1,890本

 2万615本という数は、
 前回書いた数(6,868本)の約3倍
 初応募時に書いた数(1,827本)の約11倍にあたります。
 
●応募したコピー
 2,050本(上限本数MAX)


前回の第51回宣伝会議賞では目標を1万本に設定し、初めて全課題に取り組んで、結果6,868本書きました。目標の1万本に届かずに終わり、「1万本の壁」を感じました。

そこで今回は、「1万本の壁」を確実に超えるために、目標を2万本に設定。
5桁という未体験ゾーンに入るため、コピーの数だけでなく「ノートの冊数を数える」という概念も導入し、初のMAX応募も目指しました。
なんとか「1万本の壁」は突破したものの、2万本には届かず。

自分の中で今回はなんとなく正念場な気がして、2万本を超えておく必要があると思い、初めて応募期間後に追加で書くことにしました。

〆切が終わっても純粋にコピーが書けるのか試されたのと、残りの数が限られていると思うと何か良いものを書こうとしてかたくなって筆が進まず、苦戦しました。下手でもいいから書こうと、初心に戻ることでやっと進めることができました。

そうして2万本書けたところで、果たしてこれで足りているのかと不安になったので、どうせならと、前回書いた数の3倍の2万604本まで目指しました。
ノート10冊目まで使い、達成。


そんなこんなで、二度目の協賛企業賞を受賞できました。



2. たくさん書くというシンプル戦法

私は初応募の時から、とにかくたくさん書くという単純な戦法をとっています。

思いついた順にひたすらノートに書きます。切り口を広げたり、表現を磨くのや、深堀りもジャンプも、全部この数を出す中で行い、しぼり出す感じです。語尾がちょっと違うだけのコピーや、こんなの書いても無駄じゃないかというゴミコピーもいちいちノートに書き、一本としてカウントします。

量で質を上げるとき、考えた量が多ければいいわけですが、私の場合は書きながら考えるというやり方をしています。



3. 2万本までの道のり

一度目の受賞で贈賞式に行けたことにより、初めて受賞者とお会いすることができました。応募を続けるうちに「受賞者に会ってみたい」という思いが募っていたので、嬉しかったです。
そこでわかったことは、受賞者の方々というのは、皆すごい努力を重ねてそこに来ているということでした。

その後、宣伝会議賞つながりの飲み会に誘って頂けて、過去の受賞者や、複数回受賞したり大量に一次通過しているような応募の常連さん達にお会いすることができ、何を思ってどのように取り組んでいるのか直接聞く機会にも恵まれました。

常連さんにはそれぞれの取り組み方があるのですが、その中でも自分のようにたくさん書くタイプの方々がいます。もうとてつもないので、驚くことばかりで、大変刺激を受けました。一体どのくらい頑張ればいいのかという目標のヒントをもらえて、数を飛躍的に伸ばしていくことができました。常連さんとの繋がりによって、2万本書けたと思います。深く感謝いたします。


第52回宣伝会議賞のチャレンジブログ企画では、そんな応募の常連さんの一人の谷さんが参加されています。常連さんが集う飲み会に行かないと聞けない話&行っても聞けない話が読めるので、貴重です。
第52回宣伝会議賞 チャレンジブログ 谷 明展さんのページ



4. 数のバイオレンス

今回の数に関しては、

「戦闘力か…」
「修行みたい」
「狂ってる」

などのコメントをいただいています。
コピーが下手なのでたくさん書くしかないと思って始めたわけですが、今や、「数の暴力」または「数のバイオレンス」と言っていいくらいのものになってきているかもしれません。

しかしながら、今回一次通過は自分の中では一気に増えて記録を更新したものの、二次通過・三次通過の結果はきびしいものでした。
協賛企業賞の発表と二次三次の結果発表は同じ号に掲載されているので、本屋で手に取ったときは喜びと悲しみを同時に味わい、複雑な気持ちでしばし立ちすくみました。さらなる精進が必要とわかったきびしい回でした。数のバイオレンスがまだまだ足りないようです。恐ろしいです。

それでもともかく、応募8年目にして、コピー約2万本、5桁の世界を体感してきました。


一方。このWEBサイトに載っているむーあにまるは、ようやく4200匹を越えたところ。文字のコピーに比べると歩みが遅いですが、絵としては数の暴力を発揮しつつあります。
今後むーあにまるの数も、徐々に、地道に増えていくので、こちらもどうぞよろしくお願いします。

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