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「写真屋・寺山修司/摩訶不思議なファインダー」展

昨日、寺山修司さんの写真展を見てきました。


■「写真屋・寺山修司/摩訶不思議なファインダー」展■
第 II 期:「千夜一夜アラビアンナイト」「ヨーロッパ版〈犬神家の人々〉」
「摩訶不思議な客人」 (会期2/28まで)
BLD GALLERY(ビー・エル・ディー ギャラリー)

第 I 期を見逃してしまい、惜しい!  公式サイトに画像あります。


ギャラリーの入り口に到着すると、
想像より作品展示数が多いのがガラス越しに見えて、
寺山修二オーラにテンションが上がる。
はやる心を落ち着けるために、まずは入ってすぐの所に
置いてあった、芳名帳に目を落としました。
「えっ!?」
一番上の行に、“森山大道”と書いてある!!
森山さんが前日にきてる〜!
と、更にテンション上乗せ状態で、写真作品を見始めました。


妖しさいっぱい。堪能しました。全部面白い上に、数枚おきに
個人的にグっとくる写真がある(お客は皆、そうなる気がする)。
甘美で耽美なトキメキ、夜の漆黒のキラメキ。
陶酔たのしや夢うらら。
寺山さんが使用したカメラやネガも展示されてました。


ミュージアムショップ的なコーナーも、楽しい空間でした。
ヤノベケンジさんの『トらやんの大冒険』と
トらやんのフィギュアが置いてありました。
過去の関連記事: 「ヤノベケンジさんの絵本『トらやんの大冒険』版画展の記事書きました。」

『トらやんの大冒険』は、普通のハードカバーのタイプと、
特別に作られたプックリふくらんだカバーのタイプがありました。
(ビニール生地の中に綿を詰めたような、ソフトで厚みのあるカバー)
さっそく読んでみた。両方チェックしたところ、中身は同じでした。


また、森山大道さんの写真集も置いてありました。
サイン入りと書いてありましたが、どこにサインがあるのかは見つけられず。
見ている途中で、デザイナーのどなたかがいらっしゃり、
すぐそばで打ち合わせが開始されました。その中で居続ける私。


壁には、宇野亜喜良さんの作品が飾ってあり、鑑賞。
いつもの通り、アンニュイな表情の女の子がいる、
香水の匂いが漂ってくるかのよな、うっとり系の絵。
(本物の香水の匂いはつらいけど。)
公式HPによると、2/1に「宇野亜喜良ライヴ・ペインティング」が
行われたようですので、その時できた絵でしょうか。
1/31には、「田名網敬一トーク “寺山修司の実験映画について” 」
というイベントもあったようで、あとで知って残念。

田名網さんについての関連記事: 「田名網敬一・できやよい・束芋 個展巡り」


フィルムアート社が出版された、寺山修司さんの写真について
まとめた本も置いてあったので、めくってみると、
今回の展示の写真がずらり。
初めに寺山さん自身によるコメントが寄せられていました。
私はスナップ写真などは撮りません、こららの写真は、
完璧に仮装した姿を撮り・撮られることに終始した、
といったようなことが書いてありました。
とても良い写真集で、いいなと思いましたが、
値段が書いてなかったので、非売品なのかもしれない…。
ギャラリーの人にはたずねてみませんでした。

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コメント

にやちょび (2009年02月15日)

私も最近、寺山修司に興味があって
とてもタイムリーなネタをありがとう。
ぜひ,行ってこようと思います。

天沢もとき (2009年02月15日)

ぜひ行ってみてください!
エレベーターで上がると、すぐに入り口があります。
コメントありがとうございます!

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