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『イラストレーション2009 ザ・チョイス大賞展』の記事、書きました。

カルチャーニュースサイト「CINRA.NET」に、私が書かせて頂いた、ザ・チョイス大賞展開催の記事が掲載されました。
こちらです↓
「『イラストレーション2009 ザ・チョイス大賞展』2008年度入選者の原画一挙公開」


「チョイス」とはイラストレーションのコンペで、
この展示では、年間の入選作品の全てが観られます。
詳細は上記のニュース記事に書いたので、よかったら覗いてみてください。
この記事は、初めて自分から提案して書かせて頂いたものです。
やっと、“観に行ったあとに書く”という順序で書けた記事でもあります。
チョイス大賞展は、私は今年初めて観に行きました。


審査員が豪華です。今回の審査員のメンバーには、
“現代の大和絵師”との呼び声高い、アーティストの山口晃さんも
いらっしゃいます!
そして、安西水丸さんも審査されています。
さらには、葛西薫さんもいらっしゃいます。

(安西水丸さんに関連した過去記事:イラストレーションは独学。
葛西薫さんに関連した過去記事:パパ・タラフマラ小池博史氏×グラフィックデザイナー葛西薫氏 トークイベントパパタラ小池氏×デザイナー葛西氏のトークイベントについての続編


雑誌「イラストレーション」の年度大賞の結果発表ページには、
審査員の方々がそれぞれ、入選者の誰に何点つけたかも、
発表されています。(それははっきりとした表です。)
審査員の方は、自分の中で1〜10位までを決めて投票します。
入選者は58名いて、その中から各自ベスト10を選び、
1位は10点、2位は9点…10位は1点というふうに得点が入ります。
全審査員の合計点数により、ランキングが決定するのです。


票がだいぶバラけたようで、
一人の審査員が最高得点の10点を入れてるのに、
他の審査員の方は誰も1点も入れていないというのが
4名もいました。
大賞の方も、全員が得点を入れているわけではなく、
2位の優秀賞の方の作品については、
審査員の一人・松尾たいこさんが
「うーん難しい。私にはどう見てもわかりません。」
とコメントしてます。
(審査結果が出きった後に審査員の方々が語り合う、
座談会でのコメントが載っていて、面白いです。)


松尾たいこさんは、私が昨年通っていた
イラストレーションの学校で講師もされていて、
授業で、「絵は大きな紙に描いて練習した方が良い。
それに、コンペでは大きな絵を出さないと通らないよ。」
とおっしゃってました。
ところが、今回の2位の優秀賞の方の作品は手のひらサイズで、
とても小さいのです。
松尾さんが、私にはわからないとおっしゃるのは、
サイズ的なことも関係しているのかな、と思ったり。



こうして、審査員の評価がバラバラでも
案外決まっちゃうものなのかな…?と思いきや、
昨年の大賞展の結果が載っている号を見てみると、
大賞に輝いた人には、審査員全員が得点を入れていて、
その中でも、リリー・フランキーさんと箭内道彦さんのお二人が
10点満点をつけてました。
他の審査員の方が10点を入れたものも、上位にきている。
う〜ん、前年のチョイス大賞展も観に行けばよかったかなぁ。
(2/21追記:「史上最高得点での大賞受賞らしいです。」と
書いたんですが、すみません間違えました。上位の2組が、
史上稀にみる高得点同士の争いになったそうです。)


ちなみに、昨年の大賞展の結果が載っている号というのは、
山口晃さんの特集号で、この展覧会会場で販売されていたので購入しました。


今回のザ・チョイス大賞の結果が載っている最新号はこちら。
(過去にこの号についてちらっと書いた記事:嶽本野ばらさんが、雑誌「イラストレーション」に登場

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