群衆絵の中のむーあにまるの数を数える作業
- 2010年12月06日
久しぶりの作者の個人的な話。今回は裏側の工程をご紹介します。
むーあにまるの群衆絵は、一つの絵の中にむーあにまるが何匹いるか数えるための作業が別途発生しています。
これまでのように指差し確認だけだと数えられず(数えるたびに数が違ったりする)、番号をふっているのですが…。
こんな感じです。
例:群衆絵 トマット畑と三角うさぎ(むーが118匹います)
ブログにUPするための手間が一つ増えてます…。
でも群衆絵のおかげで、むーあにまるの数が飛躍的に伸びています。
↓見て下さった方、よかったらクリックお願いします。
ありがとうございます!
【告知】林アサコ絵画展「りぼんむすめ」9月13日〜18日開催
- 2010年08月18日
昨年このブログで林アサコさんの絵画展「曖昧宿の少年たち」をご紹介しましたが、今年も画家の林アサコさんのギャラリー代々木での個展が開催されるそうです。
今年で三回目となります。
(ご本人にご依頼を受け、ここで告知しています。)
■林アサコ絵画展「りぼんむすめ」■
場所 ギャラリー代々木
会期 2010年9月13日(月)〜18日(土)
時間 11:00~19:00(最終日~18:00)
作家HP http://www.creatorsbank.com/users/systerboy/
作家コメント
少女を主なモチーフとした、墨絵、カラー作品などの原画中心の作品展です。
どうぞよろしくお願い致します。
「落日」
↑ますます妖艶さを増していますね!
個展はこれからなので私もまだ他の絵は拝見していませんが、今回も凄そうです。
林アサコさんは長年一貫した世界観でご自身の燃える魂と生き様で絵を描かれている方で、描写技術・細密さは年々パワーアップされています。
なので、当たり外れなど無く、私はこれまで個展を観に行って良くなかったと思ったことは無いです。
こうした世界がお好きな方は満足されると思いますので、足を運んでいただければと思います。
★追記:初日、観に行きました。今年も力作揃ってました!墨絵・カラー水彩・版画・Tシャツ・ポストカード・本人。
★過去記事:林アサコさんの絵画展「曖昧宿の少年たち」(2009年3月)
↓見て下さった方、よかったらクリックお願いします。
ありがとうございます!
絵が一流の人は、文章も上手い。
- 2010年07月05日
前回の記事、宇野亜喜良さんのトークショー&ライブペイント「宇野亜喜良、描く。語る」の続編です。
印象に残った話だけど書くとあまりに文章が長くなりそうでやめたことを、書きます。
…………………………………………………………………………………
「絵が一流の人は、文章も上手い。」
これは、宇野亜喜良さんのコメントではなく、幻戯書房の編集者の女性が宇野亜喜良さんの文章を読んだ感想としておっしゃったことです。
その女性編集者の方が宇野亜喜良さんにダメもとで勇気を出してオファーしたことがきっかけで実現したのが『奥の横道』という本で、宇野亜喜良さんが地方の新聞に連載していたエッセイをまとめたものだそうです。
この『奥の横道』は、見開き2ページが一組で、右ページにエッセイと俳句・左ページにイラストレーションという構成になっているそうです。
(余談)
幻戯書房は主に文芸系の書籍を出している出版社で、画集などは扱っておらず、今回のような絵も見せる本を出すのは一つの挑戦だったそう。この宇野亜喜良さんの本を出した事によって「良い本を出しているね」と会社の評判が上がり、社員の方々も喜んでいるらしいです。
…………………………………………………………………………………
標題の件に戻します。
その女性編集者の方(つまり読書体験が豊富と思われる方)が、
「本当、思うんですけど、絵が一流の方って、文章を書いてもお上手なんですよね…。宇野亜喜良さんもやはりそうでした。絵を描かれている奥に、それだけのバックグラウンドがあるんだなぁ、ということを感じます。」
というようなことをおっしゃっていました。
この絵と文章の関係について私は前々からひっかかっていて、思うのは、
どうやら “文章が上手いと、絵も上手い” は直結しないみたいですが、
“絵が上手いと、文章も上手い” はやっぱりあるみたいだ、ということです。
文章の表現の傾向は、叙情的であったり物語的であったり論理的であったり映像的であったり散文的であったり、様々だと思いますが、たしかに第一線で活躍されている方は文章も上手。書いてみたら結果的に、ということのよう。
そこで、
「文章を練習すると、絵も上達するのだろうか?」
ということを私は考えています。
それが、こうしてブログに文章を書いているいくつかの理由の一つでもあります。
(絵が上手くいっている人は、こんなこと考えないと思います…。絵をたくさん練習すればいいのにね…。)
私は長い間、何を描いていいのかわからず絵に対してうまく取り組めていないので、書くことから糸口が見つからないのだろうか?なんてことを思い巡らしたりします。
それと、“文章が上手いと、絵も上手い” もあるんじゃないかなぁと思っているのですが…。以前、TAGBOATの多田琢さんもおっしゃっていたけど「絵は誰にでも描ける」わけで、本当はみんな描けるのだけれど、実際に描く人が少ないということなのだろうと思います。
宇野亜喜良さんのトークショー&ライブペイント「宇野亜喜良、描く。語る」
- 2010年07月03日
UPがだいぶ遅くなってしまいましたが、記事まとめたので載せます。
6/26(土)に開催された、誠文堂新光社『宇野亜喜良 創作の現場―Illustrator’s workshop』刊行記念のイベント「宇野亜喜良、描く。語る」@高円寺 庚申文化会館に行ってきました。
以下に、
・会場の様子とイベントの流れ
・特に印象に残った話
の順で、記憶を頼りに書きます。
※文章長くなってしまったので、ポイントだけ読みたい方は、<特に印象に残った話>からどうぞ。
…………………………………………………………………………………
<会場の様子とイベントの流れ>
会場に着くと、加賀まりこさん似の女性がいたりして(服装は上下白でガーリーな感じでまとめていらした)、その不思議な存在が宇野亜喜良さんのイベントっぽかったです。また、参加が予約制なこともあって、客席エリアはけっこう真剣に好きな人が集まっているようなムードが静かに充満していました。
(※加賀まりこさん似の方は、野村直子さんだったようです。無知で失礼しました。7/9追記)
そして、ついにご本人登場!
まず宇野亜喜良さんからの始まりのご挨拶として、
これは本を売る為のイベントで、自分の本があまり売れないので出版社の方の為にももっと本が売れるといいなという気持ちでこのイベントをやります、なので皆さんできれば本を買って下さい(笑)、だけど、ただトークをするだけで本を買って下さいというのもアレなので、もっとエンターテイメントなことをやりたい、楽しんでもらえることをやりたいと思い、ライブペイントもすることにしました、
というようなお話がありました。
宇野さんが座っている背後の壁には、左右に大きめの2枚のダンボールが貼ってあり、ライブペイントは2作品!観れました。
一作目は、昔若い頃にゲイバーに置かれるマッチのケース用に描いたイラストレーションを思い出しながら描きます、とのこと。少年がメインで、動物が周りにいます。上下をひっくり返すと、デーモンが見えるという作品でした。
もう一作は、少女がメインでした。
昨日考えて描いたというラフを見ながら、木炭でサラサラと線を描き、ところどころ布でぼかし、パステルのようなもので一部に色をつけていました。
絵を描きながら、ここのところ高円寺に通っているんです、というお話が始まり…。
高円寺といえば阿波踊りで、「阿波おどりホール」というものもあり(阿波おどりの予約が入っていない時には一般貸し出しも行う)、そこで岸田理生さんの「悪徳の栄え」を引用した寺山修司さん原作の演劇「青ひげ公の城」が公演されることになって、美術を担当する宇野亜喜良さんは大きな絵を連日描きにいっているとのことでした。
「阿波踊りっていうのは、体に泡をつけた女性が踊る…」と品のある穏やかな口調でかまし、会場に笑いが起こって、和やかムードになりました。
(その後もちょいちょい、宇野さんの言うところの“猥談”をまじえてのトークでした。でも常に品があって美しい。)
2つの絵が完成すると、本格的にトークに移りました。
今回のイベントの販促対象である『宇野亜喜良 創作の現場』を出版した誠文堂新光社 + 他に宇野さんの本を出版している幻戯書房、エクリ、マートル舎、のあわせて4社の出版社の社員さんが、それぞれ自社の本をプレゼンテーションするというコーナーもありました。
(これが個人的に面白かった!)
最後にプレゼンした幻戯書房の女性の方がとてもお話が上手な方で、急遽そのまま司会進行兼インタビュアーのようになり、色々と聞き出して下さった。最終的には、編集者とイラストレーターの対談になって、とても面白かったです。
『奥の横道』幻戯書房
…………………………………………………………………………………
<特に印象に残った話>
※細かい言回しは多少違うかもしれませんが、お話の内容を書きます
1.ずっと画家とは名乗っていなくて、自分はイラストレーター。
2.本が意外と売れない。でも過去の本が骨董品みたいになって高値で取引されている。
3.出版社から返却されなかった原画が70点ほど出回っている。(お客さんがヤフオクで落札したという原画が登場!)
Twitter始めました
- 2010年06月19日
半年位やるかやらないか迷って尻込みしてましたが、とうとうTwitter始めました。
ユーザー名は、motoki_a_aです。
(motokiは大勢いらっしゃるようで、motokiが入ってて短い名前にするには工夫しないととれませんでした。
a_aが顔みたいなイメージです。motoki_amaだと、音がなんとなく違うなと思いました。)
ロゴマークは、プロフィール画像用にペンタブで描き直しました。
初心者ですが、どうぞよろしくお願いします。
ブログの更新が減らないよう気をつけたいと思います。
ツイッターとブログを連動させたいです。
両方やってることの良さが出せるといいなあと思っています。
2010年的な映画 『アバター』
- 2010年02月05日
先月、『アバター』の2D版と3D版、観ました。(3D版は、川崎アイマックスシアターで。)同じ映画を2回観たのは久々。
私はハリウッド映画はそんなに好きではないほうですが、『ターミネーター』『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督の大作と知り、それなら映画館で観ておかないとと思いました。『タイタニック』から12年ぶりだなんて、年とったなぁ…。
案の定、2010年にジャストフィットする映画でした。
上映中に観に行かないと作品の意味を掴めないというか、来年再来年に観たら古く感じるのではないかという気がします。(技術の問題ではなく。)
時代に一区切りつけられちゃったような。
1月なのに「今年も終わりかー」みたいな妙な気分になりました。始まりのような終わり。終わりのような始まり。
ジェームズ・キャメロン監督は、誰かがやればいいのにと皆がぼんやり思っていることを実現させているなぁと思います。
それと、やはり画面が大きいほど楽しめる映画です。確実に。
2D版と3D版を両方観た感想ですが、正直、2D版でも十分楽しめます。
(どちらにせよ表現は3Dだし。2D版でも迫力あります。)
それよりも初見かどうかのほうが大事。ドキドキ感が全然違います。
3D版の良いところは、絵を細部まで観れるところ。焦点を合わせているところ以外の、周辺の浮き出てきたものまでクリアに見えます。
3D版の微妙なところは、3Dメガネを三時間近くも装着しているのが疲れるということです。それとストーリーや台詞にいまいち集中できない。
『アバター』は、監督自身が打ち立てた'97年の『タイタニック』の世界興行収入記録をわずか39日間で破ったそうで、一人の監督が一位・二位を独占。
製作に大量のお金を投入しても、きっちり回収できるところが凄い…。
…………………………………………
ここから下は、ネタバレあり。
年賀状のこと
- 2010年01月06日
年賀状をくださった方、まだお返事が出せていなくてすみません!
すぐに新作を作って印刷して送るつもりだったのに;
もう少々お待ちください…。
2009年に観た映画で面白かった作品
- 2010年01月02日
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
2008年に観た映画で面白かった作品に続いて、今年も書こうと思います。
非常に個人的な感想な上に、私が2009年に観たというだけで、“2009年に上映された映画”というくくりではありません…。
今回は、記事の見やすさのために無理矢理ランキング形式にしてみます。
………………………………………………
ベスト3は、
1位『イージー・ライダー』
2位『スクール・オブ・ロック』
3位『カナリア』
………………………………………………
次に良かったのは、
4位『蛇にピアス』
5位『ぐるりのこと。』
6位『メゾン・ド・ヒミコ』
………………………………………………
その他に印象に残ったのは、
『全然大丈夫』
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
『劒岳 点の記』
『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
です。
………………………………………………
それでは、以下にそれぞれの映画について書きます。
※カッコ内は、映画の上映された年と製作国。
●「これを観ずして何を観る」という気分になる金字塔的作品。
『イージー・ライダー』(1969年・アメリカ)
今さら観てごめんなさい!
最高。カッコイイ。間違いない。
主演の2人、ピーター・フォンダとデニス・ホッパーが企画した映画。
当時の若者が憧れ真似した映画だが、いまだに色あせてない。
本編はのっけからドラッグ(マリファナ)登場。
役者やスタッフ達は、実際に使用しながら撮影していたらしい(カメラマンの方は、ちゃんと撮れないとまずいので素面だった)。
アドリブが多く、ドキュメンタリー的要素もある。例えば名脇役として登場するジャック・ニコルソン(のちにキューブリックの『シャイニング』で主演)がラリって宇宙の話をし始めるシーンは、本当にいっちゃってて楽しい。
ちなみに、私は7月に観てしっくりきた。鑑賞の季節は夏がお勧めかも。
姜尚中(かんさんじゅん)さん は、60歳までに大型2輪免許を取得して、この映画に出てくるハーレー・ダヴィッドソンで旅するのが夢だという。
俳優の斎藤工さん 『斎藤工 プライベートジャーニー』
- 2009年11月26日
不毛地帯に斎藤工が…!!
以前カルタの「い」でチラっと触れた、秘かに応援している俳優の斎藤工(さいとう たくみ)さんが、今日放送されたフジテレビの連続ドラマ「不毛地帯」に主役の唐沢寿明さんの息子役で登場!
出るとは知らなかった〜。
登場した瞬間、
「TAKUMI〜!! ヨシ!!」
と思わず叫んでしまった。
嬉しい。ベテラン勢に揉まれて是非とも俳優として羽ばたいて欲しいです。物語の本筋にはあまり影響ない役柄だけど、あの現場に入り込めることがすごく素敵な機会な気がします。こういう作品にこそ出て欲しいと思ってました。
斎藤工さんは、NHKドラマ「オトコマエ!」で共演者の福士誠治さんと2人で主演をされてますが、シリーズが続くうちに回によっては新聞のテレビ欄から斎藤さんの名前が消えていて(おそらく福士さんは必ずある)、大丈夫かなぁと心配してたんですが、不毛地帯出演というチャンスをいつの間にやら掴んでいて、応援してる身としては嬉しい。
すんごい個人的で勝手な意見ですが、斎藤工さんの俳優人生の方向性として理想的なラインは、NHKドラマスペシャルで白洲次郎(しらす じろう)さんを見事に演じきった伊勢谷友介さんじゃないかと思ってます。または、「不毛地帯」にも出演中の竹野内豊さん。竹野内さんは「ビーチボーイズ」の頃とはひと味もふた味も違い、数年前から本格派な感じでめっきり格好良くなってる。斎藤工さんにも、ノンフィクション系のグローバルでタフな時代モノとかに出てもらいたいなぁ…。
私が斎藤工さんを知ったきっかけは、斎藤さんが外国を旅する様子を追ったドキュメンタリー作品『斎藤工 プライベートジャーニー』をたまたま観たことです。
たこウィンのクリスマス
- 2009年11月18日
たこウィンの新作の企画書、と、とりあえず提出できた〜。
何をどうするのか・どう動くのか図解しようとすると、結局全場面の絵が必要になっちゃうから(要領よくやれない)、画像の制作などもろもろ、けっこうな手間かかりました。企画書というか、ほぼ設計図。
たこウィンのバージョンの携帯待ち受けコンテンツ(シリーズ第2弾)
タイトルは『たこウィンのクリスマス』です。
またお知らせします。どうぞよろしくお願いします。