むーと鳴いてます。(muuuuu.net)


【文】作者の個人的な話

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さわもとさん

  • 2008年10月27日

さっ、さわもとさんご本人からコメントを頂けました…!

あぁっっどうしよう。
感激です。
あわわわわわ。
インターネットのすごさを今初めて体感した気がします。

私がファン根性で、勝手に描いてしまった絵を…!!
うわ〜ありがたい。

さわもとさんとは、
CMディレクターの澤本嘉光(さわもとよしみつ)さんのことです。
ソフトバンクの、犬がお父さんのCM作ってる方です。


過去の絵たち↓

澤本さん(←コメント付)

澤本さん 犬のお父さんとともに


<付け加え(10/28)>
澤本さんは、今、朝日新聞で連載もされてるんですね。
ソフトバンクのお父さん効果で、メディアに注目されているのは、
犬のカイくんだけじゃない…!
(まさに、あのファミリーの、ほんとのお父さんですよ。)

10月26日掲載の澤本さんのお写真は、かなりクール。
メディアを使って仕掛けてる方が、その広告で注目されて
メディアに登場し、更にそれが広告になる……。
犬がお父さんというファンタジーと、
作り手の澤本さんがメディアで話すというドキュメンタリーが
掛け合わされて、ぐるんぐるんなってほしいですね。

ちなみに、澤本さんは、
東京コピーライターズクラブ(TCC)が主催する広告賞
「TCC賞」の2008年度グランプリを受賞されています。
「TCC」大賞に澤本嘉光さん CM「ホワイト家族24」など評価

ホーメイ歌手 山川冬樹氏ライブパフォーマンス

  • 2008年10月14日

先週、私が卒業した多摩美の情報デザイン学科(idd)の創立10周年記念イベント《iddX:宇宙パーティー》にて、ホーメイの日本一の使い手と評される山川冬樹さんのライブパフォーマンスを観る事ができました。


やっぱり凄かった…。
期待の数十倍、凄かった。


ちなみに、イベント自体は夜通し行われるもので、会場は六本木にあるクラブのようなディスコのような店。
お酒のみ、つまみ一切無し。天井にはミラーボール。
(しかし何故か、躍るのは禁止という店側の注意書き有。)
そんな中で、アーティストが本職の講師の方々や卒業生・現役生の一部がライブを行うというプログラムが組まれていました。
山川さんは、現在、多摩美idd(と、芸大・女子美)の非常勤講師をされているそうですが、私の在学中は助手さんとして勤務されていました。
助手さん時代も相当なカリスマ性を放っていて、延長コードを巻きとる姿も神々しかったのを覚えています。


私がこのイベントに参加した最大の目的が山川さんのライブで、期待値100で臨んだんですが、そりゃあもう、神懸かってました。
“イタコの口寄せを生で見てみたい”
という心の奥底にしまい込んでいた欲望が、今ここで満たされたと思いました。


……………………………………
ホーメイとは、
低音と高音を同時に出して歌うことができるという喉歌。
音が二重に出るので、倍音というみたいです。
私の説明が的確かはわかりませんが、旋律としては低音がメインで、老人が絞り出すダミ声のような唸るような声を地響きが起きそうなド迫力の音量で響かせ、その声に絡み合う感じで口笛に似た音質の高音が重なります。

ホーメイについての詳細はこちらを→ホーメイとは
……………………………………

緒形拳さん死去

  • 2008年10月07日

俳優の緒形拳さんが…。
残念です。
なんてこった………。
緒形拳さんがもういなくなるなんて…。

自分は詳しいわけではなく、出演作もほとんど
観ていないけれど、前から好きなんです。


長男・次男(共に俳優)の会見のコメントを聞いても、
やはり、家族にも尊敬されている立派な方だったみたいです。
次男の緒形直人さんのコメントは特に泣ける。
緒形拳さんがうっすら乗り移ってるかのようにも感じました。

そのあと見た女優の室井滋さんのコメントにもらい泣き。


赤塚不二夫さんといい、なんなんだ今年は…。

ちなみに、緒形拳さんの最後の出演映画は
今年上映された「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」の
ぬらりひょん役だったという。
ああぁ…まだ観ていない。


あの確かな演技力と愛に満ちた表情と重厚な声が
もう観れなくなってしまったということは、
本当に惜しいことだと思います。

液晶絵画展 やなぎみわさんギャラリートーク

  • 2008年09月29日

写真美術館で今開催中の、液晶絵画展。
やなぎみわさんのギャラリートークがある日に
行ってきました。
やなぎみわさんの出展作品の前にみんな集まって、
まずはキュレーターの方が展覧会の企画意図を説明し、
その後、やなぎみわさんと対談するという運びでした。
しゃべる人も聞く人も、一時間その場に立ちっぱなしという
なかなかしんどいイベントでしたが、面白かったです。



話の中心は、
現代アーティストの映像作品のフィニッシュはどこか?でした。


この展示では、シャープの最新技術を使った液晶画面に、
アーティストの作品を映し出すということを統一していました。
出展作品は旧作ばかりなので、つまり、過去に作家自身が完成させた時の
画面ではないもので映像を流しています。


以前、原美術館での個展
『無垢な老女と無慈悲な少女の信じられない物語』
を、タイトルに惹かれて観に行った事があります。
その個展で、初めて発表されたという映像作品
(プロジェクターで投影されていたもの)が、
今回、最新のシャープの液晶に画面を変えて、
映し出されていました。

みうらじゅんさんが来た

  • 2008年09月25日

昨日、ついにみうらじゅんさんが来ました、
今私が通っているイラストレーションの講座に講師として。
自分の受けてるコースじゃないんですが、聴講に行きました。

場内、普段はないような笑い声に包まれていました。


以下、面白かった話をピックアップ。


●不安なことは多々ある。
不安だなーと思った時は、語尾にスティックをつけて、
「不安だスティック!!」と言う。


●「レーター」ってつくのは、
イラストレーターとエスカレーターだけ。
前に進むしかない!みたいな。
「レーター」がつくから苦しい。「レーター」ってねぇ…。


●一生懸命絵を描いて、展示で絵の下に500万って書いたら、
「あ、キチガイだな」と思われる、それでアーティストになれる。
アーティストは、人に「あ〜キチガイだ。」と言われて、
本人の耳には届いてない、という状態になってアーティストといえる。


●(イラストレーターにとって)広告は不定期のサンタクロース。
どうやら毎年誰かのところには行っているらしい。

(↑イラストレーターがもらう原稿料は、雑誌の10倍かそれ以上らしいので、
こういう話が出てきたのだと思う)

緑の中のiMac

  • 2008年09月14日

緑の中のiMac

緑の中のiMac




マンホールとiMac

マンホールとiMac




交通路

交通路メイロ





首振り可能なおだんご型のiMacの中身。
随分前に壊れたもので、蓋をとったらこのようなものが出てきた。

パパタラ小池氏×デザイナー葛西氏のトークイベントについての続編

  • 2008年09月13日

舞台芸術の広告は、果たしてどうやって作られるのか?
どんな発注のされ方をするのか

ということについて、前回の記事「パパ・タラフマラ小池博史氏×グラフィックデザイナー葛西薫氏 トークイベント」では、前フリだけで、あまり内容に触れてなかったので、記憶を頼りにそこを書きます。


まず、小池さんが舞台の構想を練り、だいたいのイメージがつかめた頃に、
葛西さんを呼んで、打ち合わせをする。
そこでは小池さんが書いた脚本のゲラや、使いたい題材の資料などを
見てもらいながら、全体のコンセプトやイメージを説明するらしい。


葛西さんは、説明を一通り聞いたのち、小池さんの言った言葉の中で、
重要だと思えるキーワードを見つけて、それを中心にデザインのアイデアを考える。
説明で聞いた様々な情報は、いったん横に置いておく。

パパ・タラフマラ小池博史氏×グラフィックデザイナー葛西薫氏 トークイベント

  • 2008年09月08日

先週の金曜日にアップルストアで行われたイベント、
パパ・タラフマラの舞台監督・小池博史さんと、
パパ・タラフマラのフライヤー制作を10年以上手がけている葛西薫さんの
トークショーを観に行った。

パパタラの舞台は、舞踏のような感じでもありつつ、歌もあり、
飛ぶ跳ねる走る、奇声をあげるで、前衛的。
そういう舞台芸術の広告は、果たしてどうやって作られるのか?
どんな発注のされ方をするのか?というようなお話などが聞けた。


……………………
葛西薫氏:
サン・アドのグラフィックデザイナー、アートディレクター。
サントリー、ユナイテッドアローズなどの広告制作、
サントリー美術館の新CI、是枝裕和監督の映画の
タイトルワークと宣伝制作などを手がけている方。

小池博史氏:
パパ・タラフマラ芸術監督・演出家・振付家・作家・写真家。
ベネチア・ビエンナーレ、ネクストウェーブフェス、ベルリン芸術祭などの
海外主要フェスティバルや世界の一流劇場からの招へい公演を毎年実施し、
世界30カ国以上を駆け巡り、国際的に高い評価を確立している。

(パパ・タラフマラの文章を参考にしました)
……………………

線香職人(うさぎもっちり工場に似てる)

  • 2008年08月26日

NHKのニュースで、線香職人のことがちょっとだけ報道されていた。


大きな臼のようなもので、線香の材料の粉がお湯と一緒に練られている。
ごうんごうんごうん。

練られたものを機械にかけると、細長いそうめんみたいに、
いわゆる線香の形状にきちんと整列して出てくる。
どわわー。

切りそろえられた線香を、同じ分量で束にまとめる。
熟練した線香職人は、数えなくても手の感触だけで、
なんと同じ本数の束に分けることができるという。
さくさくさくさく。

あっ、まるめ職人だ!と思った。


【もっちり劇場 第3話】
「まるめ職人たちは、計りを使わなくても、
きっちり同じ重さで作ることができるのです。」


このお話の、うさぎもっちり工場、
現実の人間社会の中に似たような場所があるのではないか、
どこだろう?と思っていたが、線香職人だったとは。


線香職人。味わい深い…。

広告制作者とイラストレーターの共通意見

  • 2008年08月09日

「広告ジム」という広告講座で講師の方々がおっしゃっていたことと、イラストのスクールでイラストレーターの講師の方々がおっしゃることは、共通していることもけっこうあるので、今年前半のまとめとして、書いてみました。



〜無理して摂取した情報は、身に付かない〜


●嫌いなこと、できないなーと思うことは、できない。無理しても意味がない。だから、自分の好きなものについてよく考えてみて、自分の好きなものを増やしたり、表現手法で得意なものを見つける。(TUGBOAT 川口さん)


●情報をとろうなんて思ったことがない。面白そうだなって思ったものをとりこんでる。生きてるだけ。意識して得たものは、血や肉にならないんじゃないか。(TUGBOAT 岡さん)


●わざわざ探さない。普通に生活していて、パッと目にとまる、心ひかれたものを覚えておく。(TUGBOAT 多田さん)


●興味もないのに引き出しを増やすのは、本末転倒。読んだら役立つと言われて買った本でも、自分が読みたくないなーと思った本の内容を、覚えていられるか?引き出しにできるかが大事。(TUGBOAT 麻生さん)


●その時に熱中することが大事。役に立つとか関係ない。ノウハウはあんまり考えても仕方ない。自分で考えることが大事。(元電通 野末さん)


●努力とか勉強というのは、とかく身につかない。好きなことが栄養になる。人の判断はジャマになる。人の評価はアテにならない。好きな映画・本などは、自分で見つける。(イラストレーター 和田誠さん)


●好きには努力がいらない。努力しなきゃ上手くならない、なんてウソ。好きなら勝手に情報摂取する。(イラストレーター 赤勘兵衛さん)

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